秋田国家石油備蓄基地

秋田国家石油備蓄基地全体の配置

地中式原油タンクの優れた利点と仕組み

  • 液面が地表面より低いので、油が外へ流出することはありません。
  • 地面の下にあるので、地震の影響をほとんど受けません。
  • 地上部の高さが3.5m、幅が1mのコンクリート製なので、防消火活動その他の作業性にすぐれています。
  • タンクを深くつくることができ、またお互いの距離を短くすることができるので、土地を有効に活用できます。
  • 地中の温度はいつも一定なので、加温などに必要なエネルギー消費が少なくてすみます。
  • 地盤面からの高さが低いので、景観に与える影響が少なくてすみます。
地中式原油タンクのしくみ

秋田国家石油備蓄基地概要

貯油タンク構成

  基数(基) 貯油量(kl/基) タンク内径(m) 高さ(m) 最大液位(m)
西基地 地上式 2 100,000 82.4 22.0 20.2
地上式 2 120,000 83.4 25.0 23.2
地中式 4 305,000 90.0 51.5 48.0
東基地 地中式 8 353,000 97.0 51.5 48.0

主要設備

敷地 西基地 約39ヘクタール
東基地 約71ヘクタール
操油設備 原油ポンプ 3台
地中タンク払出ポンプ 12台
用役設備 蒸気設備 9基
電気設備 受電設備 一式
風力発電設備 1,500kW
計装設備 運転管理システム 集中監視制御装置
安全防災設備 消防自動車 大型化学高所放水車、泡原液搬送車、甲種普通化学消防車等
固定係留施設消火設備 消火ポンプ、泡放水砲×3基
防災船 消防船、オイルフェンス展張船、油回収船、作業船
シーバース 固定係留施設 5万~18万DWTドルフィン
ローディングアーム 3基
海底配管 900m×2条